小児歯科のよくある質問

Q. 子供の歯はどうして
生えかわるのですか?

最初に生える歯を乳歯、2回目に生える歯を永久歯といいます。
乳歯は全部で20本、永久歯は28本(親知らずを除く)生え、歯の大きさは乳歯より永久歯の方が大きめです。

人は胎生7週目くらい、すなわちお母さんのお腹の中にいる頃から歯の元となる歯胚(しはい)とよばれる芽のようなものができます。
生後8ヶ月頃から乳歯が生え始め、3歳頃までには上下左右で20本の乳歯が全て生え揃います。なんでも食べられるようになり、体も発達してきます。
すでに乳歯の下には永久歯は存在し始めており、同時に上顎、下顎とともに大きく成長していくわけです。

しかし、乳歯は成長に合わせて大きくはならず、大きさは変わらないままです。
成長しても乳歯のままでは歯と歯の間に隙間ができ、食べ物を噛むのが不十分になります。
成長期に食べ物を正しく噛まないと、お口の周りの筋肉の発育や顎、顔や骨がうまく成長できなくなる恐れがあります。成長し大きくなった身体や顎に合った大きさと数の歯が必要になるため、乳歯から永久歯に生え変わるのです。

Q. 1歳6ヶ月になる子どもがいますが、まだ下の歯が2本しか生えていません。

1歳6ヶ月で下の歯が2本しかない場合、乳歯萌出遅延の可能性がありますが、多くの場合は3歳頃までに生え揃うため、経過観察で問題ないことが多いです。
しかし、歯が生えない原因に骨やホルモンの異常など全身的な病気が関係している可能性もあるため、心配な場合はかかりつけの小児科医や歯科医に相談しましょう。

乳歯の生える時期と目安

上顎

※横にスクロールできます

乳歯の名前(歯種) 男児 女児
乳中切歯(A) 7ヶ月〜11ヶ月 7ヶ月〜11ヶ月
乳側切歯(B) 9ヶ月〜1歳2ヶ月 9ヶ月〜1歳1ヶ月
乳犬歯(C) 1歳2ヶ月〜1歳8ヶ月 1歳3ヶ月〜1歳9ヶ月
第一乳臼歯(D) 1歳1ヶ月〜1歳7ヶ月 1歳1ヶ月〜1歳7ヶ月
第二乳臼歯(E) 2歳0ヶ月〜2歳11ヶ月 2歳1ヶ月〜2歳10ヶ月
下顎

※横にスクロールできます

乳歯の名前(歯種) 男児 女児
乳中切歯(A) 5ヶ月〜9ヶ月 6ヶ月〜9ヶ月
乳側切歯(B) 9ヶ月〜1歳3ヶ月 9ヶ月〜1歳2ヶ月
乳犬歯(C) 1歳2ヶ月〜1歳9ヶ月 1歳4ヶ月〜1歳9ヶ月
第一乳臼歯(D) 1歳1ヶ月〜1歳6ヶ月 1歳1ヶ月〜1歳7ヶ月
第二乳臼歯(E) 1歳11ヶ月〜2歳7ヶ月 1歳11ヶ月〜2歳7ヶ月

Q. 妊婦の治療はできますか?

いつでも治療を受けることはできますが、安定期である「妊娠5ヶ月~8ヶ月」の時期がおすすめです。
妊娠4ヶ月前までの間はつわりがあるなどして体調が安定していませんし、妊娠後期はお腹が大きくなり姿勢の維持が難しくなります。

歯科検診は診療台に仰向けになる必要があったり、お口の中に歯科器具を入れるなど、不快を感じやすい状態になりますので、妊娠初期や後期は避けたいところです。
また身体の不調が少ない時期の方がリラックスして検診を受けることができます。
妊娠中は女性ホルモンの影響で、歯茎が腫れる歯肉炎になりやすくなります。妊娠中こそ、歯科医院を受診しておくことをお勧めします。

Q. 何歳から診てもらえますか?

歯医者デビューにおすすめなタイミングは、乳歯が生えはじめる時期です。
お子さまにより差はありますが、生後6~8ヶ月ごろに下の前歯から乳歯が顔を出します。

Q. お子様連れの親御様へ
メッセージをお願いします。

〜 保護者の方へのお願いです 〜

歯医者をおどし文句にしないでください

普段から「歯医者さんでイタイイタイしてもらうよ」「お片付けしないと歯医者さんに連れて行くよ」「言う事を聞かないと歯医者さんで歯を抜いてもらうよ」などと言わないでください。
お子さんが「痛い」と言われた時は、「お口の中のバイキンを歯医者さんでやっつけてもらおう」などと言ってあげて下さい。

ウソをつかないでください

「見るだけ」「痛くない」と言わないでください。
もし治療をしないといけなくなってしまった時に、子どもは「見るだけ~」ってお母さんが言ったのに、先生は怖いことをすると、騙されたと感じてしまいます。
もし言ってしまった場合はスタッフにお伝えください。

不意打ちで連れて来ないでください

行きたがらないことを心配して何の説明もなしに連れて行くと、心の準備ができず身構えてしまいます。そうなると必要以上に歯医者を怖がるようになってしまいますので、数日前には伝えて心の準備をしてもらってください。

子どもの予定に合わせてください

お腹がすいていたり、眠たかったりする時は避けましょう。
また、いつも友達と遊んでいる時間帯も避けるなど、お子様の機嫌が良い時間帯に予約を入れてください。

うまくいかなくても叱らないでください

歯科医院独特の雰囲気や音に驚いて泣いてしまうことがあります。そのまま診療が続けられない場合もありますが、けっして叱らないであげてください。

「痛い」という言葉を使わないでください

「痛かった?」と何回も聞かれると痛くなくても痛いと感じて泣いてしまうことがあります。診療中に痛みを我慢しているように見えても、聞かないようにしましょう。

治療が終わったらほめてください

治療が終わったら「よくがんばったね」「○○君は強いね」「○○ちゃん、じょうずにできたね」など声をかけてください。
また、ご自宅に帰ってからもご家族にも頑張ったことを話し、ほめてください。自信がつき、次の診療への意欲につながります。

次回の予定を伝えてください

カレンダーに○を付けるなど、次はいつ歯科医院に行くのかをわかりやすく、かわいいシールを貼るなどして、少しでも歯科医院に行くのが楽しいと思ってもらえるようにしてください。

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診療時間
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